リモートワークがしたいならフリーランスという方法もある

重要な仕事を担うセキュリティエンジニアはリモートワークが可能なのか

リモートワークをする方法

リモートワークをする方法

フリーランスという選択肢も

セキュリティエンジニアの仕事内容

セキュリティエンジニアの主な仕事は、「企画・提案」「設計」「実装」「テスト」「運用・保守」です。1つずつ詳しく見ていきましょう。
「企画・提案」は、どのような情報セキュリティが必要なのかを企画・提案したり、経営的な視点からセキュリティ対策を提案したりすることです。
「設計」は、情報セキュリティシステムを設計したり、セキュリティ対策を立案したり、必要なハードウエアやソフトウエアを選定したりすることです。
「実装」は、設計に沿ってプログラミングやOSを設定したり、ネットワーク機器の設定を行ったりすることです。
「テスト」は、セキュリティの脆弱性をテストすることですが、サイバー攻撃やシステム障害を想定してテストすることもあります。
「運用・保守」はシステムを安全に運用することです。具体的にはOSやウイルス対策ソフトの更新、アクセス状況の監視などのことです。
このように仕事内容は多岐にわたっていますが、雇用形態によって業務内容が変わることはありません。基本的には同じ業務です。ただし、業務内容の傾向や働き方に若干の違いがあります。

フリーランスと会社員の違い

そもそも雇用形態が異なります。フリーランスは案件単位で契約することになるため、業務委託や請負契約となります。一方、会社員は特定の企業と雇用契約を結び、継続的に働きます。そのため、働き方も異なり、会社員は雇用先の情報システム部門で働きますが、フリーランスはクライアントのオフィスに常駐したり、自宅からフルリモートワークで働いたりすることが多いです。
業務内容に大きな違いはありませんが、どちらかといえば会社員は自社内のシステムやネットワークのセキュリティ対策、運用・保守が中心です。それに対しフリーランスは、クライアントに成果物を納めたりサービスを提供したりするだけでなく、コンサルティングやセキュリティ教育、システム環境のアドバイスなど、導入以外の業務に携わることもあります。業務範囲が広く、コミュニケーション能力が求められる上、即戦力として期待されているため、スキルがないとなかなか案件を受注できないでしょう。

年収について

案件の規模や業務範囲、難易度、責任の重さなどによって報酬が異なるため、一概に「フリーランスは高収入」というわけではありませんが、平均年収を見てみると会社員として働くセキュリティエンジニアは約534.6万円ですが、フリーランスは840万円~1,080万円と約300万円~500万円ほど年収が高くなっています。
しかし、フリーランスは保険料や税金の支払いが自己負担となるため、実際の手取り額は額面よりも少なくなりがちです。そのため、週3~4日のフルリモート勤務や、一定期間内に成果物を納品する案件も増えており、複数の案件を請け負うことで高収入を得ることが可能です。逆に、請け負う案件を減らしてプライベートを充実させることもできます。フリーランスは会社員に比べて自由度が高く、多様な働き方を選ぶことができるのが大きな違いです。

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